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製本現場での日々の成長が自分の誇り

製本加工発送部 課長 青柳 岳大

参考書や小中学生が読む本を製本していますが、お客様がどんな使い方をされるのか、不具合はあったりしないだろうか、喜んでもらえているだろうかといった事を想像して日々の業務に取り組んでいます。

お客様が求めるもの、多くの人たちが手にとりたいと思える品質の製品を作ることを日々心がけています。しかしうまくいかない事も時には起こります。そんな時には、現場の仲間たちと粘り強く解決の糸口を探し出し、さらに品質を向上させるために諦めずに挑戦を続けています。限られた条件の中で生み出した製品が形になり世に出て行く、その事を思えば苦労した分だけやりがいのある仕事です。

自分達が手がけた製品を書店で見つけるとうれしくなりますね。職業病なのか、書店で本を買う時に糊の入り具合を見て選んでしまいます(笑)。私たちの現場は、直接お客様の顔が見える部署ではないだけに細やかな対応が出来ているか不安になったりもします。しかし様々な経験をしながら製本の現場で日々成長できる事が、自分の誇りにもつながっています。

製本・加工部門

製本・加工部門では製本、折加工、断裁、PP加工、スピン加工、貼り込み、丁合、手作業など様々なニーズに対応できる機能を持っています。製本機はアジロ綴じ、無線綴じ、中綴じの3 種の製本が自社生産可能です。手作業部門では丁合機を利用したテストなどの天糊製本やセット作業を機械と手作業をライン化して多品種・小ロットなニーズを大量に製品化することが可能です。

品質面では各機械ごとに乱丁・落丁検査装置を設置し、アジロ綴じと無線綴じでは「ページプルテスタ」を導入して糊付による本文の接着強度を数値管理する事で品質安定に努めています。さらに品質検査係を配置し、技術者の眼で製品確認も行っています。また同一工場内に印刷機、PP 加工機、製本機を所有しているため物流コスト削減と短納期対応を実現できるのも特長です。

最近では無線綴じの本の中に中綴じの本を貼りこむなど、お客様の新たなニーズを製本技術を使って実現することも私たちの役割となっています。